元外資系部長の副業サバイバルガイド(実践中)

副業を組み合わせたら何とか生きていけそうなので部長だったけど会社は辞めた 〜副業を武器として活用するススメ

【初心者必読】株式投資で失敗しないために最低限守りたい3つのルール

こんにちは。Tommy@副業投資家です。

持ち株にかなり含み益が乗ってきたのですが、もう少し利益を伸ばそうとプレッシャーに耐えています

わりと振れ幅の大きくない大型企業の株を、安値になったら買い、高値になったら売り、というシンプルな方法で往復の利益を取っています。

長年やってきて、もう何年間も若年労働者の年収くらいは利益を出し続けていますが、それでも含み損があればあったでどこまで落ちるか気を揉むし、含み益が乗ってきても、目標価格まで行くかやきもきし、なかなか神経を擦り減らすものです。

これから副業の1つとして、株を買おうと考えている方もいるかもしれません。

値段の動くものなので、これで絶対100万円ゲットですよ、とはいえませんが、少なくても個人でできる、ある程度有効なリスク管理策をご紹介したいと思います。

なお、取引は手数料が安く、パソコンだけでなくスマホですばやく操作できるネット証券を使うことを強くお勧めします。

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対人だとアドバイスしてもらえる、と思うかもしれませんが、未来のことは誰も分かりませんので証券会社に訊いてもムダですし、向こうもノルマがあるので、逆に手数料稼ぎのために高値の株を推奨されるリスクもありそうです。

 

1. 高配当の東証一部銘柄から選ぶ

今回お勧めするやり方は、50万円で買ってそれが何倍にもなって、というものではありません。

どちらかというとレンジ(値動きの範囲)が決まっている超大企業の安定株を安い時に買い、上がってきたら売るを繰り返す手法です。

いわば、バットを振り回してホームランを狙うのでなく、バットを短く持って安打数を稼ぐ高打率打者の打ち方です。

万が一塩漬けになっても上昇を待つまでの間、定期預金となるよう、配当(年に1〜2度、会社の業績に応じて、株主に還元される利益の一部)の高い大企業から選びます。

まず、Yahooファイナンスの以下のページにアクセスしてください。

配当利回り(会社予想):株式ランキング - Yahoo!ファイナンス

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上記の赤丸のように、「東証1部」に絞り込みます。

そうすると、東証1部での利回りの良い順にリストが表示されます。

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なお、利回りは(配当金額)÷(株価)になりますが、「株価」は毎日変動しているので、このリストも日々順位が入れ替わります。安い時に買えばそれだけ利回りも上がるわけです。

そこから、自分が理解できる業務内容か、値動きのチャートを半年分や2年分くらいをチェックして、一定のレンジで動いているかを確認して、ターゲットを絞り込んでいきます。

基本的には審査の厳しい東証1部で生き残っているということ、また配当を十分に出せるということで、ある程度財務など企業の基礎体力はあると考えられます。

また十分に安値で買ったつもりでも、さらに下がる場合があります。後述のようにある程度追加していって対応しますが、その後、なかなか上昇しないこともあり得ます。

そんな時も、年利3%とか5%とか配当を稼いでくれるので、「死に金」にはなりません。

2. 過去半年分および2年分のグラフを見て安値を買う

先ほどのリストから、上から順番に見て、比較的値動きの安定している銘柄を選びます。

ここでは、サンプルとして日産(7201)を選びます。2年グラフで見ていますが、安くて1,000円前後、高くて1,200円弱と、比較的レンジの決まった動きです。

 

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グラフで見ると、けっこう上下動が分かりやすいので、1,090円を割ったら買う、1,150円を超えたら売って利確する、を繰り返せば、60円分の幅が取れます。

実際は日産株は100株単位なので、1,090 x 100 = 10万9千円で買い、1,150 x 100 = 11万5千円で売り、6千円を取るというやり方になります。

 

3. 必ず2〜4回買える分の資金を用意しておく

そんな簡単に儲かるのか、と思うかもしれませんが、実際はリスクはあります

普通の人間は未来のことは分からないので(たまに予言者がいますが、それでも100%当てられる人はいませんし、未来は人間の意識や意思で変動するような気がします)、安値になったと思っても「最安値」で買うことはできません。

そこで安値圏で買うというルールを徹底しつつ、さらに下がったらもう1度買います。

これをナンピン(難平)といいます。

災難を平らにするということで、平均値を下げることになります。価格が変動するという株のリスクを緩和する1つの対策になります

 

上記の日産の例でも、たまに1,000円に近づくときがありますが、いわゆる予想外に下がっているということです。

そこは安値での買い増しのチャンスです。

たとえば1,090円で買った後、暴落時に1,000円で買い増したとします。

すると、(1,090 + 1,000) ÷ 2 = 1,045円と、持ち株の平均値が下がりました。

株はできるだけ安値で買うのが勝利の鉄則なので、「平均値を下げる」というのが大事です。

 

複数ポジションを持った後の処置

さて、上のシナリオで平均1,045円で200株持っている状態です。

この先、2つのやり方があります。

1つ目は(最初はこちらのやり方を推奨します)、今まで通り1,150円に戻るのを待って、利確します。

(1,150 - 1,045)x 2 = 210円幅で、取引は100株単位ですから、21,000円の利益が得られます。

複数回に分けて安く買っていくことで(分割売買と言います)、リスクを低減させつつ、利益を増やす可能性が高まるわけです。

なかなか値段が上がらなくても、たとえば日産など多くの大企業であれば9月に中間配当、3月に期末配当が出るので、待っている間も利益が得られます。

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もう1つは、株価が1,000円で買い増し、平均値が1,045円で200株保有していますが、少し戻して1,060円くらいになったら、100株分売ります。

そして、なかなか値が戻らずに再度1,000円になったらもう一度買い増しします。

これで (1,045 + 1,000) ÷ 2 で平均値が1,023円に下がります。

200株分だとあまり有り難みはありませんが、300株もしくは400株とポジションを持っていれば、このようにして徐々に平均値を下げつつ、また1,150円まで戻るのを待つわけです。

たとえば300株で平均1,020円くらいで持っていれば、(1,150 - 1,020) x 3 = 390円で4万円近い利益になり、さらに利益を伸ばすことができるわけです。

まただんだん慣れてくれば、100株ずつ3回買うのを、最初は100株で2回目と3回めは200株に増やしたりして(最大で合計500株)、同じ利幅でもより大きな利益を出せるようにしてもいいでしょう。

基本は、余裕を持って、何回か買える程度の資金を持ち、大きく下げた時に買い増し、ポジションを育てていく意識で、できるだけ平均値を下げていくことが大切です。