サラリーマンができる副業を7つのカテゴリーから考える (ver 0.1)
こんにちは。Tommyです。
会社は辞めたので、副業専門家(副業生活者)しています。
副業を何かチャレンジしてみたいと考えていても、どこから始めていいか分からない方が多いかと思います。
結局、お金がもらえる小仕事であれば何でも副業にはなり得るので、ある意味、副業のタネは数え切れないほどあるわけですが、それを言い出すといつまでもモデル化できないので、それぞれの性質に応じて、以下の7種類に分類してみました。
- お手伝い系
- 転売・売買系
- アルバイト系
- 運転系
- 在宅ワーク系
- 資格・特技系
- 投資
けっこういろいろな切り口があるので、他にもカテゴリー分けの仕方や追加すべき項目があるかもしれませんが、まずはプロトタイプを作って、そこから皆様のフィードバックをもらったり、自分でも勉強の幅を広げてみたりして、定期的に見直していきます。
投資ってどうなのよ、と思いましたが、正業以外の活動で収入を得るという意味では立派に副業ですし、「お金に働いてもらう(=不労所得)」というのは、ある意味、究極の副業だろうと考えて、分類のトリを飾ってもらうことにしました。
ということで、今回はver 0.1(最初の試作品)ということでそれぞれについて、詳細に見ていきますね。
お手伝い系
近隣の老夫婦の家の庭の草取りをして2〜3千円もらうとか、農家の収穫を手伝うとか、近隣とか知人のネットワークで発生する単発の仕事です。
先般ご紹介した東北の農家(義父母)も、地域のお手伝い系の仕事で、日銭を得ています。
特に高齢化や過疎化の進む地方はもちろん、同じように若い働き手(といってもこっちも中高年になっていたりしますが)のいない都市部の郊外のベッドタウンとかでも需要はあるでしょう。
地元の役所や郊外の駅前の大手銀行の支店(リストラで実店舗が減っていますが)の掲示板とかで、募集や依頼が出ていることもあります。
ただマムシを駆除してくれとか、蜂の巣を撤去してほしいとか、だんだん内容がエスカレートしてくるリスクもあります。
本業や自身の健康に影響が出るのは本末転倒なので、過剰に負担になるもの、手に余るものは控えておいてください。
報酬: 低(数千円程度)
難易度: 低(やりやすい)
備考・注意:本業に差し障りのない範囲でやる。また技量的に難しいもの、危険なものは避ける
転売・売買系
古本やCD、古着、使わない家電、電子機器、楽器など手軽なものであれば、ブックオフやハードオフのような古本屋や古物屋に売却することで、売却益が得られます。
ただあまりに古いもの、汚れたものは値が付かないことがありますし、そもそも売れ残りのリスクを店が負うため、かなり安い値段になることも多いです。
売れ残りのリスクはありますが、メルカリやヤフオクなど、ネットのフリーマーケットやオークションマーケットを利用すると、より高値で売れる可能性があります。
さらにある物品に詳しかったり、自分で補修ができる程度の技能があると、上記のような市場やリサイクルショップで安値で叩き売られている中古品を安く仕入れて、清掃や修理、メンテナンスをして、それなりの値段でメリカリやヤフオク、Amazonマーケットプレイスで利益を載せて転売することができます。
また古着とかコレクションの処分とか、何かコンスタントに売れる商材があれば、オンラインで安いレンタルコストでネットショップを開くことも可能です。
BASEというネットショップ作成サービスでは、商材がなくても自分独自のデザインのiPhoneケースとかTシャツにして売れるサービスが用意されています。
クルマに詳しくて保管できる場所があれば、古物商の資格を取って中古車売買なんて可能性もありますね。
もし英語や中国語が得意な方であれば、海外のオンラインショップの商品を日本より安く仕入れて、やはりマーケットで売るという個人輸入でプチ商社をやるという技もあります。
管理人の友人で、イベント会社のグッズ製作担当だったのが、中国の工場とできたコネを活かして独立して会社を起こしてしまった方がいます。iPhoneグッズとかの売れ行きが好調とのことで、羽振りは良さそうです。
最後に、田畑があれば、野菜や果物を作って、近隣の道の駅や市場、また朝市などで販売したり、ネットで宣伝して通販したり、という展開も考えられます。農家はデジタルの苦手な高齢者が多いので、うまくデジタル活用して販路を開拓している農家も散見されます。野菜や果物に加え、ジャムや味噌など加工品(いわゆる6次産業)、農家カフェなどアイデア次第で多重展開できます。
報酬: 低〜中(1回当たりの取引で数百円から数千円が主流だが、うまくやれば数万円程度まで)
難易度: 低〜中(そのまま売るのは容易だが、利益を得るには知識や眼力が必要)
備考・注意:リサイクルショップへの売却は安い。利益を得るにはそれなりの手間や知識は必要。また古本の「せどり」は競合が多い。
アルバイト系
即金でまとまった収入を得るには、アルバイトは手っ取り早い手段です。
地元のタウン誌や役所の掲示板で募集を見て、無理のないシフトで入れるようなもの、あるいは週末に単発でできるようなものを始めるといいでしょう。
もちろん、ネットでもオンラインバイト募集サイトで、職種、時給、地域、特徴、時給以外のメリットなどいろいろな条件で探すことができます。
また学生時代にやっていたこと、親類や友人がやっている商売の手伝いなど、事情が分かっていて参入しやすいところから入るといいでしょう。
管理人の伯父が清掃会社を経営していて(数年前に廃業)、従兄弟たちがよくバイトで手伝っていました。管理人の父はズボラでその息子もそうだと思われたらしく、私だけは一度も声が掛かりませんでしたが(さすが経営者、その感覚は当たっています)。
特にコンビニなどの店員、飲食店、引っ越し、建設、小口配送などは仕事はコンスタントにあるのに慢性的に人手不足なので、スポットでも入れれば仕事は得やすいと思います。(運転系は別途後述します)。
ただし自分のペースで週末に5時間程度、と思っていたら、人手が足りないので週末はフルで平日も深夜に入ってくれ、なんてどんどんエスカレートする恐れもあるので注意してください。
さらに、打撲や捻挫、ギックリ腰とかガテン系バイトでの怪我には重々、注意が必要です。
あくまで、本業や自分の健康に差し障りがない範囲での取り組みが必要です。
とはいえ、将来、その分野で起業したいなど目標があれば、まずはアルバイトでビジネスの仕組みや流れを学ぶとか、アルバイトを活用するといいでしょう。
報酬: 低〜中(1回数千円程度)
難易度: 低〜中(内容は多様)
備考・注意:想定外にシフトが入り、自分の時間や健康に影響が出ないようペースを守る。起業をしたいなら、修行の機会として活用するとよい予行練習になる
運転系
アルバイト系に分類できるかもしれませんが、地方都市での運転代行(飲み屋から家まで車を持っていってあげるサービス)、自転車やバイクによる個別配送、小口貨物の配送、Uberなど、輸送、運送の仕事はどのエリアでも一定の需要があります。
また管理人は副業と並行して転職市場もウォッチしていますが、今は需要に対して相当人手不足のようで、タクシーやハイヤーの運転手、運送業の求人は引っ切りなしにあります。
二種免許という条件をクリアする必要がありますが、ビッグデータとか使い、乗客の多いエリアを攻めるドライバーになるとか、民泊と組み合わせて外国人の観光案内をするとか、意外とアルバイトを越えた展開があるかもしれません。
そういえば筒井康隆のSF小説で、有名な社会評論家が普段はタクシー運転手をやっていて、情報収集や移動のしやすさ、時間調整のしやすさで、実はもっともモダンな仕事だと説明するシーンがありましたが(ややうろ覚え)、意外に真実を突いているかもしれません。
報酬: 低〜中(1日数千円から数万円)
難易度: 低〜中(内容は多様)
備考・注意:交通事故と交通違反、交通トラブルのリスクがあるので、保険のカバー範囲の確認や、休養はしっかり取れる状況での労働を徹底する
在宅ワーク
いわゆる昔ながらの内職(家でできる軽作業)から、小規模にポイントサイトやアンケート回答でポイントを稼ぐ術、さらに何か技能があればクラウドソーシング(ネット上でWebコンテンツ制作、記事の執筆、デザイン、イラストやマンガ描き、ソフトウェア開発、果ては精巧な模型の制作などを個人業者に外注する仕組み)によるホームオフィスでの制作や開発作業、アクセサリー作り、テレビ電話を利用した家庭教師など、けっこう種類があります。
ただし内職はそもそも通勤の手間もなく空き時間にやるなど時間の融通が効く反面、単価は安いです。逆にいえば、それが日本の製造業を支えているわけですが。
またクリエイティブ系もオンリーワンであったり、アプリケーション開発者など高度な技能があればそれなりに高い単価も取れますが、Web記事の執筆のような専業ライターから主婦や学生のアルバイトの方まで作文の得意な人の激戦区で単価が下がっている分野もあったり。ITやネット系では、専業ライターのギャラが下がって大変なようです。
またアフィリエイト(オンラインでの販促記事の制作によって集客し、歩合を得るWebコンテンツ制作/広告業)も在宅でできる副業で、昨今参入する方が増えています。大半の人が月額5千円以下と言われていますが、ごく一部に毎月数十万、数百万円を稼ぐ人がいて、会社を作って経営者になり、副業から正業にしてしまっているようです。
報酬: 低〜高(数百円〜数百万)
難易度: 低〜高(内容は多様)
備考・注意:軽作業などは難易度は低いが単価は安い。またライティング(記事執筆)など競合の多いところも単価は抑えられる傾向がある。反面、デザインやプログラミングなど人口密度の低いエリアでは、実績に応じてそこそこいい報酬が得られる。クラウドベースのWeb制作やソフトウェア開発の仕事をして、地方で暮らす人などが時折マスコミに取り上げられており、ライフスタイルの多様化にもっとも相性がいい側面も。
資格・特技
教職でなくても教員免除を活かして塾講師や家庭教師をやる(免許がなくてもできるが、あれば有利)、ITの知識や資格を活かして、地元の小規模な企業のITサポートをする、ヨガやエアロビクス、気功が得意であれば、公営体育館のスポーツ教室や、公民館のスペースを借りてヨガ(気功)教室のインストラクターをする、スポーツの経験があれば、野球やサッカーなど地元の少年スポーツ団のコーチをするなど、資格や特技を活かして、夜間や週末に活動を行い、そこから報酬をもらうこともできます。
少年スポーツ団や中高の部活の補助などは、(自治体にもよりますが)1日800円とか千円くらいが相場なので、どこか試合で遠征でもすれば、交通費にしかなりません。よほど子供が好きとか地域に貢献したいとかそのスポーツが好きならいいですが、報酬目的では難しいかも。
もし何かの分野の知識や経験が十分にあれば、ビジネスに助言したり実際に何か成果物を提供したり、セミナーで講師をしたりなど、コンサルティングビジネスを週末だけとか、夜間だけ展開することが可能です。
実際、●●コンサルタントという肩書きの人があちこちにいると思いませんか? けっこうあちこちにビジネスノウハウ助言のネタがあるということです。
また土木や配管など資格の必要な工事を請け負う際に建設会社に資格保有者がいない場合、スポットでその案件をサポートすることで、コンサルティング料などの名目で工事をサポートした報酬を得ることもできます。
建設業の多い田舎町などで時折発生する状況ですが、その資格保有者が農業または別の会社に勤務している場合に、副業としてサポートすることになります。
さらに医師の方が特定の曜日だけアルバイトで大病院の外来をやったり、会計士の資格を持った方が案件毎の契約で企業の会計監査やコンサルティングを請け負ったり、というケースもありますが、これらはレアな資格なので、大半の人には関係ないかもしれませんね。
報酬: 低い〜高(1案件あたり数百円〜数十万円)
難易度: 中〜高(内容は多様だが専門性が求められることが多い)
備考・注意:塾講師や家庭教師で時給1,200〜2,500円くらい。コンビニよりは時給がいい。スポーツやヨガ講師などは、わりと都市部では競争があるし、1コマ数千円程度と単価は安い。ライティング(記事執筆)など競合の多いところも単価は抑えられる傾向がある。反面、デザインやプログラミングなど人口密度の低いエリアでは、実績に応じてそこそこいい報酬が得られる。クラウドベースのWeb制作やソフトウェア開発の仕事をして、地方で暮らす人などが時折マスコミに取り上げられており、ライフスタイルの多様化にもっとも相性がいい側面も。
投資
株、FX、仮想通貨取引など、投資も立派な副業と考えていいでしょう。
無理なく適切な資産運用は、副収入を産んでくれますし、中にはある種の自分なりの(万人向けでないことが多い)必勝法を編み出して勝率を上げ、億り人(投資で1億円以上の資産を築いた人の呼称)になったり、可能性もあります。
いずれにせよ、自分1人(もしくは家族の)労働力だけでは時間と体力という上限があるので、まとまった資産を作るには、不労所得、つまりお金に働いてもらう仕組みが必要です。
ただし、他の副業と違うところは、得られる金額が決まっておらず、また増える分と同じくらい損失が出る可能性もあるのが、他の副業と異なるところです。
たとえば安全なやり方としては、倒産リスクのないインデックス型ETF(株式市場で売買できる投資信託)を安い時に買える範囲で少しずつ買い増していくというものがあります。
元々は(原資産)大手企業の株を複数、ミックスして買っているので、運用会社は期末配当を受け取っていますが、それを分配金として受け取ることもできます。
管理人が数年間少しずつ買い増してきているものも、年率3%近い分配金があります。割のいい定期預金だと思ってやっています。
トランプ大統領が変なこと言い出して株価が大幅に下がった時などに安値で買っているので、100万円くらいの資金で、すでに20〜30万円の利益が出ています。
管理人は何度か副業で雑誌のマネー記事を書いていたほど、実はこの分野の経験値がありますので、無理なく適切な資産運用については、このブログでも引き続きご紹介したいと思います。
報酬: マイナス〜高(やり方にもよるが、サラリーマンが余剰資金でやる場合、±数万円〜数十万円)
難易度: 低〜中(最初に資金さえ貯められ、後は原則やルールに沿ってやれば良い)
備考・注意:自分の時間や労力をそれほど使わなくても、不労所得が得られる可能性がある。特に株の配当やFXのスワップなど、何もしなくても定期的に収益ができるのは大きい。適切な原則やルールを守れば高い確率で利益が得られるものの、リスクは十分に認識しないといけない。また、自分に有利なように煽る情報、偶然の成功を必勝法と勘違いして売り出している情報など、誤った情報が非常に多く、資産を減らすトラップがあることも認識しておくべき。
富久業を目指せ!(まとめ)
管理人がこれまで調べたり、見聞した範囲なので、1人の人間の知識では限界があるかと思いますが、興味を持っていただいた方々のフィードバックやアイデアを得たり、自身ももっと見聞を広げて、定期的に見直し、拡充していければと思います。
目的としては、副業になり得る小仕事を分類し、事典風にまとめることで、今後本当に副業をやってみようというサラリーマンの方、副業というわけでなく、何かちょっとしたアルバイトをしたい学生や主婦の方に対し、いろいろな選択肢があること、そしてもし何かに興味を持っていただいた後に、では具体的にどうすればその仕事を始められるのかを提示することを想定しています。
また、小仕事といえど、規模を大きくしたり、複数を組み合わせることで正業にもできるわけで、何か材料を探している起業志望の方にもヒントとなればいいかと思っています。
そして副業を積極的に押す理由ですが、、、
少なくない人が何となく成り行きで仕事に就き、あまり好きでもないことで、それでいて長時間労働などを余儀なくされ(かつての自分もその1人でした)、また心ない経営者や上司、同僚から無神経な仕打ちを受けたりして(自分のためなら平気で他人を踏みにじるような人は時々いますし、アピールが上手いので出世することも多いです)、それでも生活のため、家族を路頭に迷わせないためと、耐えて心身を擦り減らしている現状に、何か少しでも一石を投じたいと考えています。
もし副業をきっかけに人生をいい方向に変えることができれば、副業は富久業になるでしょう。
1人1人が経済的な心配をせず、好きなこと、得意なことをして、誰かから喜ばれ感謝され、明るい気分で生き生きと健康的に暮らす。そんな世界に一歩ずつでも近づくよう、お互いできることからやっていきましょう。まず私は、せっせとお役立ち情報を発信していきます。