【投資体験記】はじめての豪ドル預金で100万円ゲットしたが、その後は紆余曲折
副業の大カテゴリーの1つとして、そして究極の副業(=不労所得)として、「投資」をピックアップしています。
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こんにちは。Tommy@副業専門家の個人投資家です。
実は投資歴はもう15年くらい、調子に乗ってひどい目にあったり、予期せぬ展開でひどい目にあったりしましたが、ある程度やり方が安定してきて、ここ最近は年に200〜300万円程度の利益を出しています。
というか、これがなかったら、他の副業だけではまだ食っては行けません。
貯めたボーナスで外貨預金をしてみたら100万円儲かった
最初の会社では、給与が毎年3千円ずつしか上がらず、28歳になっても年収300万円ちょいくらいで生活していました。さほど金の掛かる趣味もなく、ボーナスは貯金していましたが、突発的にパソコンとか周辺機器、楽器を買い、本とCDは我慢せずに「出会いが生命」と反射神経で買い、貯金はいつも20万とか30万円もあればいい方でした。
最初の会社から某ITグローバル企業に転職し、収入が1.6倍くらいになったので、少し生活に余裕も出てきて、ボーナスは丸々貯金できました。
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そのうち、ATM手数料が掛からないとか外貨預金ができる、オンラインバンキングができるなどの理由で、新生銀行を使い始めました。
今であれば、他にも住信SBI銀行、ジャパンネット銀行、楽天銀行、じぶん銀行、セブン銀行などいろいろ選択肢はありますし、なぜかほとんどの銀行に口座は作っていますが(だいたいキャンペーンに負けて加入しているパターンです)。
ボーナスが200万円くらい貯まっていたので、何か投資をしようと思いつつ、いいアイデアもありませんでした。
とりあえず先進国(当時のレベルでいえば、中進国でしょうか)通貨の中では、利息がいいことだけは知っていたので、オーストラリアドルを200万円分、買うことにしました。
あと、外貨預金の利息リストを見たときに、年利7%くらい付いていたのにも驚きました。1億円貯めて、そのまま豪ドルでも買っておけば、年収500〜600万円で普通に暮らしていけるぞ、とも思いました。(その後、世界的に利率が下がり、我らがニッポンに至ってはゼロになってしまったほどで、1億円では利息だけではやっていけませんが)。
今なら当時の自分に1、チャートで値動きはきちんと見て安値で買え、2、資金には余裕を持たせて全額投入するんじゃない、3、外貨をやるなら手数料の高い銀行でなく、ネット証券でやれ、と助言してやりたい気分です。
幸い、当時はかなりの円高だったので、1豪ドル=60円くらいでした。
とりあえず高い年利が付いていたこと、またリーマンショック前の好調な世界経済で中進国や先進国にも資金が集まっていたので、2005年くらいに豪ドルも90円近くなっていたので、利確しました。
利息も込みですが、200万円弱で買った3万豪ドルが300万円近くなりました。
単にビギナーズラック(何も知らない初心者が無心でやって買ってしまうこと)でしたが、100万円の不労所得にはけっこう驚きました。
株も少し儲かったが、結局武富士で90万損した
単にリーマンショック前で世界中で余った余剰資金が株や外貨に向かい、値段を押し上げていた、つまりバブル的な要因があったのですが、そこは行動経済学を地で行ってしまい、(オレって意外に投資の才能があるかも)と思い込んでしまいました。勘違いですが。
次に松井証券とEトレード証券(現・SBI証券)、そして楽天証券の3大ネット証券に口座を開き、株取引を始めました。
ちょうどライブドア株とかが人気だったので、ライブドアのグループ会社の株を手始めに4万円くらいで買ったら、2ヶ月くらいで8万円になり、すぐに利確しました。
(ひえーっ、2ヶ月で倍だ、100万円で運用すればすぐに200万円だ)と思いました。あまりこの世界で「もしも」を考えてはいけないのですが。
その後、ライブドアショックがありましたが、ちょうどその時期、株はあまり持っていなかったので、幸い、あまりダメージはありませんでした。
その後、わりと調子がいいのと同族会社で配当がいいので、武富士の株を安くなった時にちょこちょこと買うようになりました。
給与収入だと2千万円を超えると所得税と住民税とで半分近く税金で持っていかれますが、配当(投資による利益)だと税率は20%ちょっとなので、創業者社長は給与所得を抑えてその分、配当を多くしている会社があります。
値を下げたタイミングで10万円ずつ何度かに分けて買い、100万円近く持っていました。
ところがご承知のように、過払い問題と訴訟でサラ金業界全体が大打撃を受けてしまいました。
普通、法律の改正については過去に遡っての適用はしないはずなのですが、過払い金の返金訴訟の連続で武富士は潰れてしまいました。
ということで、100万円分の武富士株は10万円くらいの配当は産んでくれたものの、結局、紙切れになってしまいました。
値下がりや損切りは経験していたものの、初めて「紙切れになる」リスクをブルーな気分で味わいました。
それ以来、経済観念のないサヨク系の法律家は嫌いです。
その後、いろいろ勉強したり実験して、ようやく5年くらい前からそこそこ利益を出せるようになってしまいました。
基本は、大きめの会社(または豪ドル、ニュージーランドドル以上の先進国通貨)で値動きが安定しているものを選び、チャートを何度もよく見て値動きやレンジ(動く範囲)を把握しておき、安値圏で買う(←これが負けない秘訣)、特に●●●ショックのような大暴落時に買い、リバウンドを待つのが秘訣です。
これはこれで、いくつかやり方はあるので、またご説明したいと思います。
(おまけ)投資では確定申告を有効に使う
ついでに確定申告についても、少し説明しておきます。副業では大事なテーマなので、その頃はあまり知識がなくて、損得勘定より面倒臭さが先立ってしまったのですが、損をしたら確定申告をして、株でもFXでも損金として計上しておくと翌年から3年は損失額が繰り越せて利益から相殺できます。
これを損失繰越といいます。
たとえば管理人が今年、100万円損したとします。これを確定申告で損失計上しておきます。
もし翌年、今度は上手くやれて100万円利益を得たとしましょう。
本来であれば、20%ちょっとの税金=20万円ちょいを払う必要がありますが、昨年の分と相殺され、最終損益は0円ということで、課税対象ではなくなります。
またサラリーマンの副業収入は、年間20万円までは非課税なので確定申告の必要はありません。
近所で手伝いして、駄賃をもらう程度であれば、税金の心配は要らないわけです。
それでも、月に2万円の収入があれば、2万×12で年間24万円になるので、確定申告が必要になってきます。
また副業のために、何か参考書を買った、道具を買った、作業着を買った、移動に伴う交通費が掛かった、セミナーを受けたなどの出費があれば、経費として申告することができます。
たとえば上記のように24万円掛かったものの、道具や移動や参考書で5万円使ったとなると、収入は24万−5万円=19万円で確定申告の必要はなくなります。
また何かいい仕事があって年間50万円稼いだ場合も、もし経費に5万円使っているのであれば、課税対象額は45万円(50万−5万)なので、10%ほどの節税になります。
もちろん、悪いことをしているわけでなく、収入というのは、(売上)−(必要経費)なので、仕事に必要な経費は掛けて、しっかり稼げばいいのです。