元外資系部長の副業サバイバルガイド(実践中)

副業を組み合わせたら何とか生きていけそうなので部長だったけど会社は辞めた 〜副業を武器として活用するススメ

【副業初級】ブックオフに本やCDを売却する時の3つの注意点

こんにちは。Tommy@副業生活者です。読み終えた本はまとめて、近隣のブックオフに売っています。最近そこが家電や楽器の買取も始めたので古いキーボードを売ったら、800円でした。

子供の頃から読書が好きで、最盛期は部屋に2千冊くらい本がありましたが、内容が古くなるIT系の本とか、Amazonの古本やブックオフですぐ入手できるようなベストセラー書、もう読むこともなさそうな思い入れのない本は徐々に捨てたり売ったりして、今は500〜600冊くらいになりました。

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また音楽は聴くのも演奏するのも趣味なので、CDも独身時代は500枚以上あり、かなり(iTunesApple losslessフォーマットでデータ化して)処分しましたが、20世紀のロックやジャズの名盤など、まだ100枚くらい残っています。

また本棚ももう溢れ返っているので、新刊書はできるだけKindleで買うようにしてスペースを省略しています。

また引き続き手元に置いておく理由のない本は、順次、処分するようにしています。

まだ終活には少し早いとしても、少しずつ断捨離しないとですね。

不要な本の処分時の注意事項

1. 近隣の古本屋の買取レートを調べておく

基本的には、本やCDはまとめてブックオフや近隣の古本屋に出して、査定・買取してもらいます。

この時、手始めに同じような内容の古本を2つに分けてそれぞれに出して、どちらが高く買い取ってくれるか、比較しておくといいでしょう。またどういうものが高く売れるかを見ておきます。

たとえばブックオフであれば、話題の新刊書や2年以内くらいのベストセラーになった本であれば、100円とかで買い取られることもあります。

逆に地元の古本屋でキャッシュフローがよくないのかもしれませんが、1冊5円、まだきれいな最近の売れ筋の本でさえ、20円みたいなところもあり、そういうところは次は使わないようにしないと、せっかく売っても飲み物代くらいにしかなりません。

以前は古本屋の目利きの店主がレア本だと高く買ってくれたりするケースもありましたが、チェーン店などでは新しいか、人気作家の本か、状態(きれいか、カバー・帯があるか)などでマニュアル式に決まっているようです。

印象をよくするよう、いちおう買取前にハタキを掛けて、ホコリを落とすようにしています。また、本の間に変なハガキとかメモが挟まっていないか、一通りチェックしてから古本屋に持ち込んでいます。

2. 高く売れる本はヤフオクかメルカリへ

発送の手間は掛かりますが、まだ出て間もない売れ筋のビジネス書やレア本など高値で売れる本はヤフオクかメルカリに出した方が高く売れます。

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管理人の手持ちの本でも、まだ出て間もない有名な作家やコンサルタントの書いたビジネス書や自己啓発書、新しいバージョンのコンピュータ技術書(古いバージョンだと200円とか300円コーナー送りになります)、役に立つ内容の投資関連書、絶版になった昔の名著などは高い値が付いています。

たとえばヤフオクやメルカリ、Amazonマーケットプレースなどを見て、そのレア(だと思われる)本がいくらかで売られているか(または落札されているか)確認すると、その本の価値が分かります。

逆にマーケットプレースで300円以下であちこちの出品者から売られているような本であれば、レア度は低いので、まとめてブックオフで良いかと思います。

一般に「送料込み」にしてメルカリに出すと、ヤフオクより早めに売れるといわれています。ただしベストセラーの本だと他にも多くの出品者がいて値下げ競争になるケースもあるので、少し安くしてでも早々に処分するか、あまり利益が出ないようなら古本屋送りでしょう。

3. 量が多い時はネット古本屋に出す

もう1つ、段ボール1箱分以上の大量の本を出す場合は、ネット古本屋を利用するという手もあります。

管理人は時々、ネット古本屋の最大手・ネットオフを利用しています。

買取の際の送料無料で、段ボール箱もこちらで用意しなくても大丈夫です。

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ということで、クルマやバイクがないとか近隣に利用しやすい古本屋がない場合は、このようなネット古本屋を利用すると使うといいでしょう。

ネットオフ  ※ネットオフのWebサイトで、詳細を確認できます。

特に時折、買取金額アップのキャンペーンなどがあるので、キャンペーンのメールに気づいたら、そのタイミングでまとめて買取査定に出すようにしています。

 

 古本は単価が安いのでなかなか大きな利益にはなりませんが、不要な本を出せば自宅スペースの節約にもなりますし、安売りしないように工夫すれば副業の取っ掛かりには適しています。

まずは身の回りの、もう読まない本を大きなバッグや段ボールにまとめてみるといいでしょう。副業ライフへのちょうどいい入り口となるでしょう。

子供にプログラミングを学ばせる5つのメリット(好奇心を刺激して引き出そう)

最近、子供向けのプログラミング教室がよく見られます。

お子さんが関心がなければ無理にやらせても逆効果かもしれませんが、コンピュータゲームが好きで将来ゲーム制作者になりたいという夢を持っていれば、ぜひ少しずつでもプログラミングに挑戦してみるといいと思います。

 

管理人自身も、(もう30年以上前ですが)8ビットマイコンや電卓のようなポケットコンピュータ(ポケコン)でBASIC言語やマシン語を使って、プログラムを作ってみました。

ポケコンなんてもう滅亡したと思ったら、理科系の人向けでしょうが、まだシャープから出ていました)。

 

そのコンピュータ経験で就職もでき、副業のネタにもなり、キャリア開発やら金稼ぎにずいぶん役立ったと思っています。

当時はまだネットもなくパソコンも一部のマニアの玩具という感じで時代が違いますが、もし今、子供のうちからプログラミングを学ぶことで、以下のような5つのメリットがあると思います。1つずつ見ていきましょう(さらに子供向けのプログラミング勉強法についてもご紹介します)。

 

1. パソコンが使えるようになる

スマホは普及しているので、画面を指でタッチし、フリックで文字を選んだり音声入力したり、というのは多くの子供たちが器用にやっています。

ところがスマホタブレットが進化した分、パソコンを使う人口は相対的に減っています

とはいえ、プログラミングはもちろん、Excelで表を作ってグラフを描いたり、データ集計してレポートを作ったり、Wordで作文したり、なんて作業はまだまだパソコンでないとなかなか手間が掛かります。

プログラムを作るための開発ツールもどんどん便利に機能アップしているとはいえ、プログラミングを学ぶためにはアプリを起動したり、文書を作ったり、キーボードから高速タイピングしたりパソコンが使えることが前提になります。

その意味で、便利なアプリを作りたい、楽しいゲームを自分の手で作ってみたいという大きなモチベーションがあるため、短期間で自然にパソコンの操作を覚えられます。

将来開発者になるためには必須ですし、別の職種を選ぶとしても絶対に無駄にならず、サラリーマンとして生きるにせよ、フリーランスになるにせよ、はたまた起業をするにせよ、大きな強みになるスキルが身につきます。

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2. 論理的・分析的な考え方が身につく

プログラムを作るためには、まず自分が何を作りたいかイメージを描き、さらにそのイメージを具体的に考えた上で、どこをどのように動かすのか、どのような状況が想定され、それぞれの状況でどのように動作を切り替えるのか、というように考えて機能を決めていきます。

その時に、さまざまな場合を想定して、そこでどうアプリを動かすのか、考え違いや想定漏れはないか、その動作をさせるには実際にプログラミング言語のどの部品とか命令を使うのか、といったことを1つずつ確実に考えていく必要があります。

ある程度イメージを伝えれば、気を利かせて上手にやってくれる人間と違い、コンピュータは何をどうするのか具体的に指示する必要があります。

そのために現実世界の事物をコンピュータの処理できるデジタルデータで表現したり、コンピュータの動作に置き換えて考え直す思考法が必要になってきます。

いわゆる複雑な世界をシンプルにモデル化したり、データに捉え直す、やや高度な思考を身につける、いいトレーニングになるわけです。

このため、(お子さんによって得意・不得意の出るところですが)物事をいろいろな角度で分析して、論理的に把握したり理解することが、少しずつできるようになってきます。

特に算数が好きで数字に強いお子さん、「Why?」思考で何でも理屈で理解しないと気が済まないようなお子さんにとっては、非常に強力なツール(同時に面白いオモチャ)を手に入れることになります。

3. 学校の勉強にも好影響がある

一般に学生時代からプログラミングを覚えると、関係の深い数学や理科にも興味を持ちますし、多くのプログラミング技術やツールが英語圏の会社や天才的な個人によって作られてきますので、英語に触れる機会も多くなります。

またプログラムのある機能を使うために、ネット上にある資料を探したり調べたりする機会も出てくるので、情報収集能力も自然に鍛えられます。

パソコンとネットを使いこなせば、知識や情報に関することは幅広くできるようになるので、今後の人生に公私ともども役に立つ重要な技能やセンスが身につきます。

中にはパソコンにハマり過ぎて、学校の勉強がおろそかになる場合もあるので、100%は保証できませんが(汗)、少なくてもそのままIT業界には行けるので、無駄にはなりません。 

また2020年から小学校でも算数や理科などの科目で、プログラミング的な物の見方や考え方が取り入れられるようになります。ということで、学校の授業においても、プログラミングのできる子供がより有利になってきます。

4. 就職や起業に役立つ

ビジネスマンとしてパソコンが使えることは、もちろん重要なスキルであり、武器になります。

ここでいうパソコンが使えるとは、パソコンでアプリを起動し、Web検索やメールでのコミュニケーションができる、またWordやExcelPowerPointなどでビジネス文書をきれいに作ったり、関数やマクロで業務を効率的に進めるスキルなどを想定しています。

その上、プログラミングができると、IT業界での開発者はもちろん、一般企業のシステム部門、業務部門の(業務プロセスの改善や効率化に関する)企画担当者、さらに開発時に業務システムの機能や処理内容を設計するビジネスアナリストなど、就職できる機会が大きく広がります。

さらにパソコンのアプリはもちろん、そうでなくてもユニークで便利なスマホ向けアプリを作れる、Webサーバで動く便利なサービスを開発できる(Webアプリケーション)などが作れれば、起業家としてIT社長になるかもしれません。

これまでIT業界を長く見てきて、爆発的なヒットを出して億万長者のIT社長になるのはやや狭い門にはなりますが、人並み以上の知識や技術力をもった真面目な技術者が数人いて、顧客からの信頼を得られている人であれば、それなりに利益は出せているようです。

これからAI(人工知能)の利用が進んでくると、人工知能を利用して人間の手間を軽減するスタイルのシステム開発ツールが出てくるでしょう。

それでも、そもそもユニークなアプリを作るのは人間の発想力や企画力ですし、現時点で完全自動運転技術が難しいように、しっかりした技術力をもち、適切な品質管理ができるITエンジニアは、まだまだあちこちで必要とされるでしょう。

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ついでに、高校生くらいで一人前のプログラマーになっていれば、経産省情報処理技術者試験にも合格できる可能性が高くなってくるので、学生のうちに資格を取っておくとさらに就職に有利になります。

ちなみに管理人も大学生のうちに基本情報処理技術者試験(当時は通産省でしたが)に合格し、ソロバンも小学生の頃に上の級を取っていたので「新旧の計算機に通じています」というキャッチフレーズで、複数のIT系企業から内定をもらいました。IT系専門学校の卒業までの目標になっているくらいなので、アピールの材料になります。

5. ライフスタイルの選択肢が広がる

プログラミングができて、さらにその過程で英語も得意になれば、東京や大阪など大都市部でサラリーマンをやる以外にも、自宅をリモートオフィスにしてフリーランスとして受託開発をしたりWebサイトの運用やサポートをしながら、生まれ故郷の地方都市や自分が気に入った田舎町などで自分のペースで暮らすことも夢でなくなります。

また今は簡単な手続きで会社が作れますから(実は管理人もマイクロ法人を作っています)、事業として軌道に乗るようであれば、そのまま会社を作って社長になることも全然夢ではありません。

上手くやった一例として、管理人の昔の会社の後輩の事例をご紹介します。

彼は、1) 英語の勉強がしたい、2) 日本以外の温暖な場所に住みたいという希望を持っていて、何とシンガポールの会社に職を得て移住してしまいました。

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彼はネットワークエンジニアやセキュリティエンジニアとして十分な技能を持っていたことと、決断をしたのがまだ30代前半でポテンシャル採用(潜在能力に期待した採用)もあったため、(日本の会社にいた時より少し収入は下がったようですが)このような展開があったようです。

キャリアについて相談を受けていた頃は、管理人の方が英語は上手かったはずなのですが、今やすっかり逆転されてしまいました(涙)。管理人が副業ライフに入ってしまい、今や年収も大逆転されています(涙 x 2)。

彼は今の会社で順調に昇給・昇進したいるようで、このままシンガポールで生活し続けることもできますし、英語のできるIT技術者として、日本に帰ってきて大手グローバル企業のIT部門のシニアマネージャーや部長として年収1,500万円とか業種や会社によっては2,000万円近く稼ぐことも不可能ではなく、すっかり高付加価値人材です。

キャリアの築き方や働き方の多様性、さらに起業や副業でできることが広がることをまとめて考えると、プログラミングができることでかなり多様で柔軟な生き方が可能になります。さらに英語ができれば、相当自由自在なライフスタイルが選べるでしょう。

どうやって学ばせる?

ということで、コンピュータゲームやパソコンが好きなお子さんであれば、早いうちにプログラミングを学ぶと本当にいろいろ役立ちます。

とはいえ、まだ言葉の語彙や数学の考え方も不十分な状態で、本格的なプログラミングを学ぶのは、ややハードルが高いかもしれません。

大人の教育であれば、まず何かよく使われるプログラミング言語を教科書に沿って学んでいく、ということができるのですが。

正攻法でやるのはやや敷居が高いか?

一般的な初級者向けのプログラミングの学習ステップとしては以下のようになるでしょうか。

  1. パソコンを用意する(WindowsMacOSはある程度操作できる前提)
  2. 学ぶプログラミング言語を決める
  3. いくつか見比べて、取っ付きやすそうな参考書を買ってくる
  4. まず画面に文字を表示させてみる
  5. 数値や文字を「変数」に入れる(考え方を理解する)
  6. 数字を入力して計算させてみる
  7. 数字の大小、等しいや等しくないを判断して条件分岐する
  8. ループしてある処理を何度も繰り返す
  9. ライブラリ(プログラムを簡略化するためあらかじめ用意されている部品)を使って、高度な処理をしてみる
  10. 簡単なツールやゲームを作ってみる

 

コンピュータが好きで大人向けの本を読むのも苦にならない中学生(3年生以上でしょうか?)や高校生くらいになれば、このような正攻法のアプローチで行けると思いますが、小学校高学年くらいだとややハードルが高いように思います。

子供向けのセミナーや教材がある

自分で作ったプログラムが動く喜びや感動を味わってもらうのはもちろんですが、あれ意外に簡単だ、楽しいと感じてもらう必要があるので、小学生や中学校くらいであれば、子供向け(親子向けも多いようです)のプログラミングセミナーに参加するか、本やネットの子供向け自習教材を活用するのがいいと思います。

たとえば東京であれば、いくつかの自治体やITスクールなどで子供向け(親子向け)のプログラミングセミナーが開かれており、簡単なプログラムを作ったり、実験用のロボットをプログラムで動かしてみるなど、ごく初歩的な内容ですが、手軽に体験することができます。

教則本で注意したいのは、子供向けに平易に書かれていても、やはりコンピュータの操作やプログラミングに慣れた大人のテクニカルライターが書いているため(管理人もその1人ですが)、あまりパソコンに慣れていないお子さんには、やや敷居が高いケースもあります。

そのため、以下のような実績のある小・中学生向けオンラインセミナーを利用するといいのではないかと思います。

マインクラフトが学びに変わる!?楽しく学ぶ!【D-SCHOOLオンライン】

 

この教材のユニークなところは、ゼロからスクラッチで何かを作るのでなく、多くの小・中学生がハマっているマインクラフト(「イクラ」と略称で呼ばれています)を題材に使っている点です。

今まで遊び慣れた世界にどっぷり入り、自分でプログラミングしてみることで、単に与えられた世界で遊ぶ(ある意味、受け身な姿勢)だけでなく、ゲームの世界を自分で改造できたり、自分でコントロールする快感に目覚めることで、プログラミングの魅力に目覚める可能性が高まります。

一番理想的な流れとして、

  1. 地元の、もしくは近隣の自治体やITスクールなどが開催している子供向けプログラミングセミナー(1日とか短期間が多いようです)などに参加し、その面白さを体験してみる(できれば親子で!)
  2. いきなり購入するのもリスキーなので、上記のマインクラフトプログラミングの学習コースの14日間の無料体験をやらせてみる(全然興味を示さないようであれば、ここで無理せず再考してください。学年が上がって知識や経験値が増えれば、また意欲が出ることもよくありますので
  3. 無料体験で楽しく学べているようであれば、正式に受講してみる

ということで見極めながら学ばせるといいでしょう。マインクラフトにはよく考えられ、使いやすい開発ツールがいくつかのプログラミング言語で用意されているので、入り口としてはとても優れています。

さらにプログラミング+英語をまとめて学べるコースもあり、単にプログラミングだけでは物足りない、なんてお子さんにはこういう内容に挑戦させるといいでしょう。

特にいわゆる本来の意味でハッカー(すぐれたIT技術者に対する敬称)は、将来役に立つとかお金になるという理由でプログラミングを習得したわけでなく、作りたいものがあるから、とか時間を忘れるほど楽しいから、という動機でハマっています。

ある意味、好きなこと、楽しいことを追求していて、そのまま仕事になってしまったというパターンが見られます。ゲームやパソコン、そしてモノ作りが好きなお子さんであれば、ぜひ自然な流れに乗るのをサポートしてあげてください。

これでお子さんがプログラミングに目覚め、自分でプログラムを作れるようになれば、就職にも起業にも役立ち、場合によっては天職に出会い、お子さんにとってメリットの多いかなり有効な教育投資になるかと思います。

 

<2018/08/10 追記

独自にゲームを作りたいのであれば、Unityというプラットフォームを利用するといいでしょう。Unityの入門書としては以下の本が管理人のオススメですが、多少プログラミング言語の知識や経験が必要なので、少し小中学生にはハードルが高いと思います。

転職で年収アップさせる5つのアプローチ

こんにちは。Tommy@転職5回組です。

1つの会社にずっとい続けた場合、年収はどこまで伸びるでしょうか。

これは周囲にいる先輩や上司を見ていれば、何となく見当はつくでしょう。

一般に、部長とか役員にでもならない限り、1つの会社で年収が劇的に増えることはなかなかありません

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さらに、給与水準は業界や会社によっても、変わってきます。

そんな中でどのようなプロセスやアプローチで年収アップを実現するか、考えてみます。

序論:転職は最大の年収アップのチャンス 

収入を大きく伸ばすいい機会になるのは、転職です。

実際、管理人は最初に日系企業から外資系に行くことで、年収1.6倍増を実現しました。

この後も、1.3倍とかは実現しています。

<過去記事>

fukugyotommy.hatenablog.com

 

転職もいわば商行為ですから、先方もいい商品(=貴方の技能や経験と今後のその会社での活躍)を適切な値段で買いたいという原則は守ろうとするでしょう。

そのため、高く買ってもらうためには、貴方がその会社にかなり貢献できることとか、問題や課題を適切に解決できる(であろう)ことをある程度、自信と根拠をもってアピールする必要があります。

たとえば、年収400万円分の活躍が期待できる人を800万円で採用する可能性はあまりないでしょう。

それでも、それなりに活躍できることが見込めて、さらに今後その会社で経験を積むことでさらに成長できることが期待できれば、500万とか600万円くらいまでは払ってくれる可能性はあります。

また同じ業界でもシェアの小さいところから大きなところに行くとか、独自の製品やビジネスモデルなど強みのある会社に行くなどで、基本給や福利厚生などを改善できることもあるかもしれません。

具体的に、転職時にどのような仕組みで年収をアップさせることができるか、見てみましょう。 

その1. 自分の強い分野で勝負する

まず、もっとも正攻法のアプローチは、これまで活躍してきて、ある程度経験も積み、実績を残しているのであれば、その分野で次のチャレンジをすることを目的に勝負を仕掛けるということです。

たとえばシステムエンジニアでこれまで多くのプロジェクトを成功させてきた、営業として顧客に適切な提案をして感謝をされつつ、X億円の案件を受注した、マーケティングとしてデータ分析して潜在顧客にリーチし、毎月XX件の問い合わせを受ける仕組みを作ったなど、十分な実績を根拠に、その会社に移っても同程度もしくは(その会社のリソースを使わせてもらえば)それ以上の実績があげられるということを示して、現在より好条件で採用されるということです。

同じ業界内で、同じ規模の会社で同じ内容の仕事をするだけだと大幅な年収アップは難しいでしょう。逆に給与水準が低いとか手当があまりない会社に行くと、トータルで実質収入ダウンというリスクすらあります。

その2. 今の会社より規模やシェアの大きい会社を狙う

その意味で、現在の職種で人並み以上にやれるのであれば、まずは自社でもっとチャレンジングな案件や課題に取り組んでみて、自分のスキルや経験、さらに総合力を確認するといいでしょう。

それで評価されて今の会社で昇給や昇進につながればいいですし、それが何らかの理由で(例:体質が古い、上がつかえている、上司が引き上げてくれる意思がない)難しければ、もっと好条件を与えてくれる、できれば規模や市場シェア、待遇面で今の会社より上の環境を目指すといいでしょう。

たとえば「自分は今まで5千万円分の仕事をしてきたが、次のステージに進みたい、ついてはより幅広い挑戦ができる御社の環境で3億円分の仕事にチャレンジしたい、これまで培ってきたこういう経験・スキルをさらに●●●の方向に拡張することで実現可能性はあると分析している」というロジックでアピールするといいでしょう。

特にこれから、人口減少で人手不足がますます深刻になってきます。これまでその業務にX年以上従事していた経験者で、年齢はXX才以下でないと問答無用で書類で落としていたような企業も、定年やら退職やらでそうもいっていられない状況です。

しっかりと実績を積んできたやる気・熱意のある人であれば、チャンスはいろいろ見つかるでしょう。

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その3. 少し規模の小さい会社に役職付きで入る

ある程度の規模の会社や一定以上のシェアをもつ会社にいて、そこで頭打ちというか煮詰まっているのであれば、より規模の小さい会社に、今より上のポジションで採用されることを狙うというアプローチもあります。

今は主任だけど、同業で規模の小さいところに係長、できればマネージャーで採用されることを狙うわけです。

実際に管理人の後輩で、一般社員だったものの、当時の会社よりこじんまりした同業他社にマネージャーで採用され、幸いその会社に合っていたようで、最近、シニアマネージャーとして実質その部門のNo.2になった例もあります。

 

給与水準としては同じマネージャー同士で比較した場合、現在の会社の方がいいかもしれませんが、さすがに役職が付くことで逆転します

ただし現在より上のポジションで採用するということは、その会社には、高待遇で採用した転職者から大企業のノウハウややり方を学んで、自社のやり方を改善したい、そして生産性を上げたいという明確な期待があります。

その意味で、その期待に答えるだけのノウハウや知識をお土産として、持っていける程度のものを現職で身に付けている必要があります。

大企業の場合、職務が細分化されていたり、外注化されていて自分が思っているほどスキルが身についておらず、自分で手を動かさないといけない中堅企業で何もできずに本人は困ってしまい、周囲も期待ハズレで失望し、やがて失意のうちにその会社を去ることに、、、なんて不幸な話もないわけではありません。

また、(杞憂の場合もありますが)自分自身は業務改善をしようと張り切ってあれこれ提言しても、慣れたやり方を否定された既存メンバーからの反発を買い、孤立してしまうリスクもあります。

会社というのはある意味、ムラ的な共同体です。ですから、中途入社の場合、そのムラの暗黙の掟を見抜いてそのルールを尊重しつつ、少しずつムラのメンバーとして認めていってもらうプロセスが必要になります。

目に見える仕事以外に、この見えないルールに気付いてそこに上手く乗れるかが、転職の成否を分けるポイントだということです。

 

その前提で、経営陣に合理的な説明をしてバックアップをしてもらい、既存メンバーのリーダー格の人物と信頼関係を築き、一歩ずつ改善を進めていき、少しずつ実績を示すことで、その会社の中で自分のポジションができていきます。

その意味では、最初の2年くらいは、その会社の文化にアジャストしつつ、その上、前職の役職なしの時とは違う責任や役割、あまり経験したことのない仕事が発生し、けっこう大変です。

とは言え、その経験そのものが、将来的なキャリアアップのための重要な経験値稼ぎになるのですが。

厳しいことを書きましたが、(身も蓋もないことを言えば)ハズレの会社だったり、人間関係の構築に失敗したとしても、あまり規模の大きくない会社とはいえ、「マネージャー」というキャリアが履歴書に書けますから、数年ガマンして別のもう少し働きやすそうな会社にマネージャーとして採用されれば、そこで何とかリカバリーは可能です。

その4. 近い職種で給与水準の高い業界を狙う

これまでは同じ業界内での同じ職種という前提でアプローチを考えましたが、もう1つ、同じ(または近い)職種で、より給与水準の高い業界を狙うというやり方もあります。

たとえば、流通とか飲食、食品といった一般消費者向けのビジネスは、単価が安いこともあり、比較的給与水準は低くなりがちです(そちらの業界の方だったら、ごめんなさい)。

逆に自社で強い商品を持つ会社(ハードウェア、ソフトウェアを持つIT系)、原価率のいい製薬や金融などの業界を狙う、という手もあります。

たとえばITサービス企業で製薬会社や証券会社、保険会社のシステム開発や運用を担当していたのであれば、十分に経験者として採用される可能性が出てきます。

また提案型の営業ができる営業マン、仕分けのやり方の決まっている経理、オフィスの引越しなど面倒な作業のノウハウをもっている総務、ログの解析から有効な対策を打てるWebマーケターなど、業界を問わないスキルがあれば、十分にポテンシャル採用の可能性はあります。

その5. 外資系を狙う

もう1つ、一概に全てがそうだとはいえないので十分な確認は必要ですが、同じ業界内の外資系を狙うというアプローチもあります。外資の方が給与がよかったり、休暇が取りやすい、ムラ社会の暗黙の掟が緩かったりというメリットがあるからです。

とはいえ英語が苦手だから、と尻込みしてしまうかもしれません。

英語を使う頻度については、はっきりいって千差万別です。

いわゆるハゲタカと呼ばれるような外資投資銀行直訳で銀行とか名乗っていますが、要は証券会社です)など公用語は基本的に英語で、メールや会議もほとんど日本語は出てこないという世界から、元は外資に買収された日本企業で、役員や部門長レベルはともかく、マネージャー以下は日本人の顧客相手に普通に日本語で仕事していて、人事や総務の手続きも全部日本語でOK、おまけに社内に多少はいる日本人でない方(ガイジンというのは失礼なので、non-Japaneseとかnon-Japanese speakerいう習慣を付けるといいです)は厚切りジェイソン並みに日本語が上手というところまであります。

後者の会社であれば、普通の日本の会社とあまり変わりません。むしろ社内で英語教育に力を入れているので、会社の経費で英語教室に行かせてもらい、また時折外国からやってくるゲスト相手に片言の英語でも頑張って話し掛けたりして場慣れしていけば、そのうち通常の仕事の話や世間話くらいは何とかできるようになり、(帰国子女とか長年留学していた、なんて人にはかないませんが)外資ワールドで生きていくための地盤は整います。

ちなみに管理人もこのパターンでした。

最初に転職した某米系外資系企業で当時の上司に週2回の社内英語教室に通わせてもらい、そこでいろいろな講師と出会い、みっちり鍛えてもらったのは今でも感謝しています。ここで教わった効果的な勉強法なども、いずれご紹介できればと思います。

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最近は多くのグローバル企業で多様性(ダイバーシティ)を重視するところが増えており、十分なスキルや経験があれば、他業界出身者でも積極的に採用するところも多いです。

実は学生時代に英語はそこそこ得意だったとか、これからでも勉強したいという熱意があれば、ぜひ外資系の求人にもチャレンジしてみるといいでしょう。

 

まとめ:どのようなストーリーを描いていくのか

人は誰しも自分および自分に近い人々(家族や友人など)が幸福になるために生きています。

今日食べるものに困るくらい金銭に困るのは誰が見ても不幸ですが、実はお金と幸福の関係は、一直線に右肩上がりになるわけではありません。

日米それぞれの調査結果によると、一直線に幸福度が上がるのは年収800万円くらいまでで、そこからはお金が増えても幸福度はさほど上がらず、グラフは失速するそうです。

<参考文献>

【初心者必読】株式投資で失敗しないために最低限守りたい3つのルール

こんにちは。Tommy@副業投資家です。

持ち株にかなり含み益が乗ってきたのですが、もう少し利益を伸ばそうとプレッシャーに耐えています

わりと振れ幅の大きくない大型企業の株を、安値になったら買い、高値になったら売り、というシンプルな方法で往復の利益を取っています。

長年やってきて、もう何年間も若年労働者の年収くらいは利益を出し続けていますが、それでも含み損があればあったでどこまで落ちるか気を揉むし、含み益が乗ってきても、目標価格まで行くかやきもきし、なかなか神経を擦り減らすものです。

これから副業の1つとして、株を買おうと考えている方もいるかもしれません。

値段の動くものなので、これで絶対100万円ゲットですよ、とはいえませんが、少なくても個人でできる、ある程度有効なリスク管理策をご紹介したいと思います。

なお、取引は手数料が安く、パソコンだけでなくスマホですばやく操作できるネット証券を使うことを強くお勧めします。

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対人だとアドバイスしてもらえる、と思うかもしれませんが、未来のことは誰も分かりませんので証券会社に訊いてもムダですし、向こうもノルマがあるので、逆に手数料稼ぎのために高値の株を推奨されるリスクもありそうです。

 

1. 高配当の東証一部銘柄から選ぶ

今回お勧めするやり方は、50万円で買ってそれが何倍にもなって、というものではありません。

どちらかというとレンジ(値動きの範囲)が決まっている超大企業の安定株を安い時に買い、上がってきたら売るを繰り返す手法です。

いわば、バットを振り回してホームランを狙うのでなく、バットを短く持って安打数を稼ぐ高打率打者の打ち方です。

万が一塩漬けになっても上昇を待つまでの間、定期預金となるよう、配当(年に1〜2度、会社の業績に応じて、株主に還元される利益の一部)の高い大企業から選びます。

まず、Yahooファイナンスの以下のページにアクセスしてください。

配当利回り(会社予想):株式ランキング - Yahoo!ファイナンス

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上記の赤丸のように、「東証1部」に絞り込みます。

そうすると、東証1部での利回りの良い順にリストが表示されます。

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なお、利回りは(配当金額)÷(株価)になりますが、「株価」は毎日変動しているので、このリストも日々順位が入れ替わります。安い時に買えばそれだけ利回りも上がるわけです。

そこから、自分が理解できる業務内容か、値動きのチャートを半年分や2年分くらいをチェックして、一定のレンジで動いているかを確認して、ターゲットを絞り込んでいきます。

基本的には審査の厳しい東証1部で生き残っているということ、また配当を十分に出せるということで、ある程度財務など企業の基礎体力はあると考えられます。

また十分に安値で買ったつもりでも、さらに下がる場合があります。後述のようにある程度追加していって対応しますが、その後、なかなか上昇しないこともあり得ます。

そんな時も、年利3%とか5%とか配当を稼いでくれるので、「死に金」にはなりません。

2. 過去半年分および2年分のグラフを見て安値を買う

先ほどのリストから、上から順番に見て、比較的値動きの安定している銘柄を選びます。

ここでは、サンプルとして日産(7201)を選びます。2年グラフで見ていますが、安くて1,000円前後、高くて1,200円弱と、比較的レンジの決まった動きです。

 

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グラフで見ると、けっこう上下動が分かりやすいので、1,090円を割ったら買う、1,150円を超えたら売って利確する、を繰り返せば、60円分の幅が取れます。

実際は日産株は100株単位なので、1,090 x 100 = 10万9千円で買い、1,150 x 100 = 11万5千円で売り、6千円を取るというやり方になります。

 

3. 必ず2〜4回買える分の資金を用意しておく

そんな簡単に儲かるのか、と思うかもしれませんが、実際はリスクはあります

普通の人間は未来のことは分からないので(たまに予言者がいますが、それでも100%当てられる人はいませんし、未来は人間の意識や意思で変動するような気がします)、安値になったと思っても「最安値」で買うことはできません。

そこで安値圏で買うというルールを徹底しつつ、さらに下がったらもう1度買います。

これをナンピン(難平)といいます。

災難を平らにするということで、平均値を下げることになります。価格が変動するという株のリスクを緩和する1つの対策になります

 

上記の日産の例でも、たまに1,000円に近づくときがありますが、いわゆる予想外に下がっているということです。

そこは安値での買い増しのチャンスです。

たとえば1,090円で買った後、暴落時に1,000円で買い増したとします。

すると、(1,090 + 1,000) ÷ 2 = 1,045円と、持ち株の平均値が下がりました。

株はできるだけ安値で買うのが勝利の鉄則なので、「平均値を下げる」というのが大事です。

 

複数ポジションを持った後の処置

さて、上のシナリオで平均1,045円で200株持っている状態です。

この先、2つのやり方があります。

1つ目は(最初はこちらのやり方を推奨します)、今まで通り1,150円に戻るのを待って、利確します。

(1,150 - 1,045)x 2 = 210円幅で、取引は100株単位ですから、21,000円の利益が得られます。

複数回に分けて安く買っていくことで(分割売買と言います)、リスクを低減させつつ、利益を増やす可能性が高まるわけです。

なかなか値段が上がらなくても、たとえば日産など多くの大企業であれば9月に中間配当、3月に期末配当が出るので、待っている間も利益が得られます。

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もう1つは、株価が1,000円で買い増し、平均値が1,045円で200株保有していますが、少し戻して1,060円くらいになったら、100株分売ります。

そして、なかなか値が戻らずに再度1,000円になったらもう一度買い増しします。

これで (1,045 + 1,000) ÷ 2 で平均値が1,023円に下がります。

200株分だとあまり有り難みはありませんが、300株もしくは400株とポジションを持っていれば、このようにして徐々に平均値を下げつつ、また1,150円まで戻るのを待つわけです。

たとえば300株で平均1,020円くらいで持っていれば、(1,150 - 1,020) x 3 = 390円で4万円近い利益になり、さらに利益を伸ばすことができるわけです。

まただんだん慣れてくれば、100株ずつ3回買うのを、最初は100株で2回目と3回めは200株に増やしたりして(最大で合計500株)、同じ利幅でもより大きな利益を出せるようにしてもいいでしょう。

基本は、余裕を持って、何回か買える程度の資金を持ち、大きく下げた時に買い増し、ポジションを育てていく意識で、できるだけ平均値を下げていくことが大切です。

 

【今週のお題】主観的インターネット史

今週のお題インターネットと共に」は、自分が生き証人の世界なのでぜひチャレンジさせてください。

 

インターネット以前(スタンドアロン時代) 

もともと大学時代に父親とNEC PC-9801(当時「国民機」と呼ばれ、主流だった16ビットパソコン)を買い、本格的にパソコンデビューしました。

といっても、最初は「イース」とか「ソーサリアン」、「ウィザードリー」その他、徹夜してゲームとかで遊んでばかりでしたが。

当時はSSD(高速だが高価な半導体記憶装置)どころかハードディスクも高価で、まずは5インチのフロッピーディスクを何枚も買い込み、その頃はWindowsどころかフルカラーを扱えるシステムもなく、MS-DOS(当時普及していた文字ベースでコマンドを打ち込んで使うマイクロソフト社製のパソコン用基本ソフト)というシステムを動かしていました。

WindowsMS-DOSプロンプト(以下参照)は、その当時の名残りです。

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MS-DOS上でコマンドを打ち込んで、当時のワープロの定番「一太郎」やその頃使われはじめていた表計算ソフト「LOTUS 1-2-3」、さらに教本を見ながらBASIC言語やC言語マシン語でプログラミングを勉強したりしていました。

複数のコンピュータを連携させて使うという発想のない時代、1人1人で作業し、必要があれば2台のフロッピーディスクドライブで、ディスクAからディスクBにファイルコピーしたり、まだパソコンは、生産性を上げるツールであり、いろいろな可能性を秘めた面白い玩具ではありますが、コミュニケーションツールにはなっていませんでした。

UNIXデビュー(インターネットを少し使う)

ということで、PC-9801MS-DOSも使えるようになり、多少はプログラミングも分かるというのを売り言葉に、某IT系出版社に就職しました。

古いPC-9801となぜか外付けフロッピーディスクドライブを支給され、サラリーマン人生が始まりました。

PC-9801が使えるから楽勝かと思っていたら、何と会社ではUNIXアメリカ西海岸のコンピュータマニアに開発された強力なネットワーク機能を持った中型コンピュータ向け基本システムソフト)が主流で、全員UNIXアカウントを付与され、コミュニケーションは当時まだ珍しかった電子メールやチャット、文書もviやemacsというUNIX特有のエディタで作成し、メールに添付して送る、なんてことを90年代初頭からやっていました。

UNIXで動くコンピュータ同士を、当時の低速ネットワークでつないで動かしていたのが当時のインターネットの実態ですから、UNIXに触れることができたのはとてもエキサイティングなことでした。

とはいえ、(MS-DOS自体はUNIXを参考にして作られているのですが)複数ユーザーが使うネットワークOS(基本システム)で、コマンドも呪文のような略号ばかりで、最初の1〜2ヶ月はけっこう苦労しました。

そのうち慣れてくると楽しくなってきて、仕事そっちのけで電子メール、チャット、バナー(画面に文字を書き込む)、ネットニュース(今の掲示板の原型)、テキストだけのゲーム(ローグなど)で、UNIXの学習と称して同期の友人や年齢の近い先輩たちと遊びまくっていました。

といっても、リアルタイムでつながるのは社内だけで、外部は2時間に1回とか定期的に通信をチェックする仕組みで、メールが返ってくるには早くても数時間は掛かっていました。

当時はインターネットはなかったものの、パソコン通信が盛んで富士通系列のニフティサーブNIFTY)、NEC系のPC-VAN、その他個人や少人数の有志が運営する草の根BBSなどがあり、いちおうニフティにアカウントを作りつつ、深夜に2400bps(今考えると死ぬほど遅い)のモデムで草の根BBSにアクセスしたりしていました。

会社はインターネットで国内他社や大学、研究機関、海外と結ばれていましたが、当時は東大や慶応大の理工学部、いくつかの大手の先進的なIT企業のみが参加していました(確か東大から太平洋経由で米国につながっていたと記憶しています)。

まだ文字ベースの原始的なUNIXシステムでしたが、アメリカ西海岸の天才やマニアが作った面白いツールがあちこちにあり、コンピュータ好きの玩具としては申し分ありませんでした。

結果的には、現在、MacOSiPhone/iPadアメリカ西海岸生まれのBSDUNIX、そしてAndroidUNIXをモデルに作られたLinuxなので、我々はUNIXの世話になる毎日なのですが。

まだ個人で常時接続の回線を持つ人は少なかったですが、個人はパソコン通信でメールアカウントを持っており、たとえばニフティサーブであれば、ニフティの会員コードの後ろに "@niftyserve.or.jp" (だったか・・・)と付けるとインターネット経由でメールの送受信ができました。

著者さんやデザイナーさんとやり取りするときなどは、そんな感じで企画書を送ったり、原稿を送ってもらったりしていました。

インターネットの普及に火を点けたのは

ということで、細い回線ながら、すでに90年代前半からインターネットを使っていました。

また当時の最新情報も仕事の一環として(ネットで遊んでいただけかもしれません、汗)、追いかけていましたが、インターネットが世の中に出てくるきっかけになったのは、以下の3つの製品・サービスの登場だったと思っています。

Webブラウザ

最初に驚いたのは、今では当たり前のように使われているインターネットブラウザの登場です。

最初に先進的な先輩のパソコンにインストールされている「モザイク(Mosaic)」を見たときは、正直、感動しました。

当時すでにWebサイト(ホームページ)がいくつか作られていて、Yahooのトップページとか朝日新聞asahi.com)などを見てみました。ニュースが写真付きで配信され、パソコンから見ることができて、感動しました。

その後、もっと高性能なネットスケープ、さらにWindowsパソコンに無償で(無理やりでもありましたが)インストールされているインターネットエクスプローラの登場で、ネットで情報検索するのがどんどん当たり前になってきました。

スマホの普及で、もう大半の人が多かれ少なかれネットを使っていますが、Webブラウザで情報を見るというのは、ずっと変わっていないのです。

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Microsoft Windows 95

インターネットの爆発的な普及をもっとも強力に後押ししたもの、それはWindows 95の登場だと思います。

何といっても、プラグ&プレイでパソコンにネットワークカードを追加してネットワークにつなげば、簡単な設定ですぐにインターネットが利用できるのが画期的でした。

最初からインターネットエクスプローラも入っていて、手軽に Webサイトを閲覧(最近はあまり聞きませんが、いわゆる「ネットサーフィン」です)できるのも、素晴らしいものでした。

逆に、Windows 95の登場で割りを食ったのは、それまで日本国内でガラパゴス的に圧倒的なシェアを誇っていたPC-98シリーズでしょう。

結局、Windows 95が動けばハードウェアは何でもいいので、安価なIBM PC互換機(今のPCの最初のバージョン)がどんどん普及してきて、相対的に高価なNEC製品はだんだんシェアを下げてきました。

とはいっても、工場の工作機械の制御用とか、当時作られたプログラムを現在も使い続けている現場もまだぽちぽちとあったりするのですが。

ISP(インターネットサービスプロバイダ)

そしてインターネット普及の決定打になったこと、それは家庭で常時接続のネット回線が引けるインターネットサービスプロバイダの登場です。

最初のISDNは遅くてやや導入をためらうものでしたが、ADSLが出てくると数M程度の速度が出るようになってきました。

月に3千円とか5千円でネットが定額使い放題になり、さらにビジネス、通信(メールやチャット)、エンターテインメント、情報収集や学習、さらにネットショッピングなど、少しずつネットが生活の一部になってきた時期です。

それなりにさくさくホームページも表示されるようになり、またFlashJavaのような動く面白い技術(エンターテインメント性の高いオモチャでもあります)も登場してきて、さらに画質はまだ低いながらも動画も見られるようになり、インターネットの面白さがどんどん広がってきた時期でもありました。

 

インターネットは非物質次元の生活をサポートするインフラ

今はもうネットは電話や郵便も超えて、通信からコミュニティ活動、知識の共有、ビジネスから趣味、果ては犯罪まで全てを支え、世界中をつなぐインフラです。

人間には、生物としての生存に必要な物理的・物質的な次元と、思考や感情、イメージなど情報や記号の非物質次元の2つがありますが、電子的に記号化(デジタル化)できる情報の次元(情報空間)については、その大半がインターネットの中でやり取りされています。

もちろんいいことばかりでなく、国境を超えたサイバー犯罪やスパイ活動、匿名性に隠れた誹謗中傷、フェイクニュースのような偽情報など、人間の美しい面も醜い面もどちらも入ったカオスの世界という側面もまだまだ残っています。

便利な反面、人間の心の奥底にあるヘドロや毒、悪意を吐き出しやすい場でもあります。

そしてネット技術の発展と並行して、サイバー犯罪や暗黒面の技術も日々進化しています。

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それでも、世界中の善意の誰かによって一歩ずつ改善が進められ、世界中でなくてはならない巨大な情報空間として、これから発展を遂げ、利便性やエンターテインメント性を私たちに提供してくれるものと確信します。

そして利用者としてもっと活用させていただくのと同時に、小規模事業者、情報発信者としてささやかながら、何か問題解決をしたい、情報を得てよりよいライフスタイルを実現したいという顔も見えない誰かのために、自分の持てる知識や経験をシェアしていきたいとも思います。

なぜ血糖値が130から90まで下がったか考えてみたら4つの理由が思い当たった

こんにちは。Tommy@実はちょっと健康オタクです。

実は親の代から血糖値が高く、その上糖質の多い大食いライフを長年続けてきて、けっこう血糖値は長年イエローゾーン(ときにはレッドゾーンに入ったり)を推移してきました。

ところがけっこう改善していたので、ここ最近の自分の身上の変化で、どんな風に生活習慣が変わったのか考えてみました。

血糖値が久々に2桁台に

思い出したように運動したりしていますが、サラリーマン時代はここ10年近く、血糖値が100を割ったことはありませんでした。

さらにブラック企業で早朝から深夜まで働き、それから帰宅して毎日日付が変わる頃に夕飯を食べ、ウィークデイは慢性的に寝不足状態だったので、この2年は血糖値は130前後を推移していました。

ところが、先日別の検査で(そちらもおかげさまで異常なしでした)血液検査をしたところ、血糖値が90に下がっていました

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ここ数ヶ月間、投資と副業で生きてきて、生活パターンは大きく変わりましたが、専門家ではないですが、血糖値が改善した理由を考えてみました。

大きく分けて、以下の4つの要因が大きいのではないかと思っています。

1. ストレスが少なくなった

朝の満員電車、オフィスでの互いに足を引っ張り合い、スキあらば責任を押し付けようとする、外国人役員や、なるべく仕事は受けないようにしつつ定年を指折り数えて待つタヌキやキツネたちとの生活がきれいさっぱりなくなりました。

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これだけで、心理的な負担は大きく減ったので、少なからず日々の気分や健康の改善には役立ったと思っています。

特にストレスによって睡眠の質が悪化したり、ヤケ食いやストレス食いで身体に負担の掛かる肉類を必要以上にたくさん食べたり、他の健康面での悪影響もずいぶん減ったはずです。

2. 十分な睡眠が取れるようになった

深夜に帰宅し、日付が変わる頃に夕飯を食い、それから風呂に入ったり、少し本を読んだりして寝ていましたが、結局床に就くのは草木も眠る午前2時、そして翌朝6時前には起きていたので、平日は4時間弱の睡眠時間が続いていました。

さらに予算や人員のカットで業務が滞るようになったサラリーマン生活終盤は、ストレスもマックスでやや不眠になってしまい、毎日1時間も眠れたかどうかの生活でした。

睡眠不足はかなり思考力に響いて数日前の仕事内容が思い出せない、何か判断しないといけないのに結論にうまくたどり着けない、些細なことで激しい感情が湧くなど、自分でもまずいと思う状態になっていました。

今は打ち合わせや取材で週に何度か外出しますが、基本は在宅ワークですので、よほど締め切り前で切羽詰まったとき(これまで月に2〜3回)以外は夜11時に寝て6時過ぎに起きる生活を維持できています。

よく眠り、身体の疲労をしっかり回復させるのは、健康にとって本当に重要だと感じます。

3. 夕食の時間が早くなった

それまで23時とか24時、遅いと25時に食べていた夕飯が(それでもご飯は抜いたり少量にしてオカズだけにしたりなど、工夫はしていましたが)、18時とか19時になったのは内臓の負担が大きく減ったかと思います。

たとえば18時に食べて、それから消化して23時に就寝するまで、十分に消化の時間があります。それまでの寝ている間に消化するため自律神経が休まる暇がないという生活とは、大違いです。

もちろん5時間で全ての消化が終わるわけではないでしょうが、自律神経の休まる暇もない以前の状況から考えると、大きな変化ではないかと思います。

そして後述するように量も自然に減ってきて、早めの時間に適量の夕飯を野菜や魚多め、肉や糖質は少なめで食べているのは、健康面でいい方向に作用していると感じています。

4. 食べたいタイミングに食べたい量しか食べなくなった

サラリーマン時代は、お昼は何となく定食やら弁当を出されただけ食っていました。

今は本当に空腹を感じたタイミングで少量食べ、お腹が張る程度に満腹を感じたら、それ以上は食べないという生活をしています。

たとえば12時になっても空腹を感じていなければ食べないし、14時くらいに少量のご飯と納豆、それに漬物を少々みたいな日もあります。昼食の時間が遅いので、当然、夕飯も少なめになります。

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そもそも、だんだん代謝も下がっているし、肉体労働をしているわけでもなく、1日の消費カロリーは若い頃よりも下がっています。

ということで、野菜や魚を多めに、肉や糖質は少なめにして、空腹を感じたら空腹を満たす分だけ食べるという状態です。

そもそも大食いするときって、空腹でなくストレス発散のために美味しい物をたらふく食おうとするところがあったように思います。ストレスが少ない生活になったことで、無駄な食べ方をしなくなったように思います。

 

まとめ

自分はたまたま、ひょんなきっかけで生き方を変え、その結果生活リズムやパターンが改善されたので、健康面でも大きな前進がありました。

それでも多くの人にとっては、多忙な生活の中で心身をすり減らし、なかなか改善のためのアクションを取るのは難しいとは思います。

せめて部分的にでもできること、たとえば食事量について、ついつい残すのが勿体無いとか惰性で一人前を全部食べてしまいますが、やや満腹を感じるところまで来たら、そこで止める、特に糖質の多いご飯やパンは量を少なめに抑えるとか。

早く帰れる日は(飲みに行かず)早く帰って、日付が変わる前に就寝するのも有効かと思います。

最近いわれるように睡眠不足の蓄積、いわゆる「睡眠負債」は、疲労回復、血糖値の調節など身体のバランスを保つ機能を低下させてしまいます。またうつ病の原因にもなります(管理人も終盤は間違いなくそのゾーンに入っていました)。

ということで、食事を減らすこととできるだけ睡眠を取る、の2点は何とかキープしていただければと思います。

 

ちなみに参考にしたのは、先般話題になった以下の本です。

 

 

副業生活のおかげで子供の成績が少し向上して来た(すぐできる5つの工夫)

こんにちは。Tommy@副業生活者です。

打ち合わせや取材等で週に3回くらいは家を開けますが、以前のように6時半に家を出て、帰宅は早くて22時、普通は23時以降みたいなブラックな生活から足を洗ったおかげで、子供の勉強を落ち着いて見てやれるようになりました。

ノートと鉛筆で毎晩勉強する

残念ながらあまり勉強のできる子ではなく、小学校低学年から近所の某オカルト雑誌や大人の科学で知られる出版社の系列の補習塾に入れていたのですが、ある日、「お宅のお子さんの指導に手間が掛かって、他の子が見られませんので退塾してください」と辞めさせられてしまいました。

確かに、本を読まない(文字が苦手で読み通せない)、論理的な思考が苦手、ややこしくなってくると固まってしまうなど、残念な習性がよく見られましたが、補習塾をクビになるなんて、とさすがに唖然としました。

野球好きの本人は「オレって、自由契約?」などと呑気につぶやいていましたが、その通りで何だか不憫でした。

 

副業生活で毎日勉強を見る中で気付いた5つのポイント

それからはやや値段の高い2対1の補習塾に入れつつ、激務の合間を見て、週末に勉強を見たりしていました。

それでも相変わらずの理解力で、塾で反復しているお陰か、漢字の書き取りとか単純な計算問題はそれなりに出来ていましたが、算数(数学)の文章題とか、少しでもヒネリが入ると固まってしまっていました(今も無理して時間を掛けないよう、伝えていますが)。

ところが、管理人がブラック企業から足を洗い、家で生活するようになり、何ヶ月か見ていましたが、ほぼオール2に近かった成績をオール3まで上げることができました。

もちろん、まだ予断は許しませんが、オール3あれば公立高校には行けるでしょうし、ある種の勉強に取り組む型はできてきたようには思うので、その取組みで効果的だったポイントを分析してみました。

もちろん個人差や環境差はあると思いますが、5つの有効な対応策があることに気付いたので、同じ悩みを持つ方に多少なりともご参考になればと考え、シェアさせていただきます

 

ポイント1. まず毎日決まったタイミングで勉強する習慣を

休日とかはできる限り勉強に付き合ったりしていましたが、長時間机に向かえる勉強の基礎体力のない子供なので、少しずつ、毎日やる習慣を付けました。

よく「うちの子もやればできるのに」と言いますが、この「机に向かえる基礎体力」がないということで、結局できないことと同じなのです。

ということで、うちでは夕飯後、食休みしたら必ず机に向かうようにしました。

1つ好条件なのは、子供が乳幼児の頃からできる限り一緒に遊んでやっていたため、父親と一緒に何かをするのが、彼の生活の一部になっていることです。

子供の中では父親と何かを一緒にするのは当然だし、何か楽しいこととかメリットがあるという前提があるはずなので、「お父さんと一緒に英語の勉強しよう」というと、わりとすんなり机に向かうのは助かっています。

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とりあえず小学生であれば、まず授業1コマと同じ50分を目処に毎日勉強する習慣を付けるといいと思います。付き合う親も大変ではありますが・・・。

ただし、元々机に向かう体力がないので、すぐ飽きます。そこで15分やったら5分休むを3セットで実質45分を毎日することを目指します。

本人がうまくノレて集中できている場合は15分を過ぎてもそのままやらせてもいいかと思いますが、多少なりとも疲労の色が見えたら「そろそろ休憩しよう」と休ませます。

うちの経験では、集中できるのは、おそらく長くても20〜25分くらいが限度です。

ポイント2. 狭い範囲で繰り返しの訓練を中心に(できるだけ声を出す)

どの教材を選ぶか迷いますが、基本は教科書と(あれば)学校指定のワークブックをやればいいかと思います。

手を広げすぎても混乱するので、わりと基礎的な問題集1冊に絞り、徹底的に取り組む方がいいです。

元々100点を取るのが目的でなく、まずは平均点を越えるのが目標です。

また(うちがそうですが)細かいことを論理的に考える習慣が付いていないので、思考を中心にさせると、すぐにバテます。

まずは基本となり、効果もあるので、算数(数学)であれば、基本の計算問題、国語であれば漢字の書き取り、英語であれば英単語の書き取りなどを5回とか10回とか繰り返して練習させるのを多めにやるといいでしょう。

さらに、たとえば英単語studyの書き取りであれば、「エス、ティー、ユー、ディー、ワイ、スタディ、勉強する」というように、なるべく声に出します。

漢字であればつくりを声に出すとか、算数の計算問題であれば、6で通分できるから前に2を掛けて後ろは3を掛けて、という感じです。

この辺は「勉強する」というより、野球やテニスの素振りのように訓練(トレーニング)というべきものです。でも身体を使って覚えた方が習得が早いし、忘れにくくなり、試験でも序盤の基礎的な問題はしっかり取れるようになってきます。

また多くの勉強では法則性があり、その法則性を見抜くと、応用力が付いてきます。

たとえば漢字であれば、水に関係ある文字は「さんずい(氵)」が付くとか、繰り返し訓練の中で、「同じ部品がない?」と問い掛けたりして、物事にはある種のパターンや傾向がある、ということに気付かせてあげるといいと思います。

もちろん、余力がなければ最初は素振り20回、30回をやるだけでもいいかと思います。

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ポイント3. テスト前は一緒に計画を立てメリハリをつけて前半を集中的に

成績を上げる方法、それは日頃のコンスタントな家庭学習、授業に積極的に参加する態度や提出物を忘れず期日までに出すとかありますが、何といっても定期テストで それなりの点を取ることです。

そこで定期テスト前に試験範囲が発表されたら、それを見て子供と一緒に学習計画を立てます。

実は学習の体力がないので、なかなか予定通りに行きませんが、いつもの1日15分x3セットで50分やるサイクルを増やし、2時間もしくは3時間勉強するという前提で、30分単位または50分単位で、教科を割り振って行きます。当然、試験の前日は、その日の試験科目だけです。

テストには、最初の基礎的な問題、中盤の教科書にも出てくる難易度中の問題、そして終盤のそれなりに応用力の必要な応用問題の3種類が出てきます。

このうち応用問題は捨てます

最後までたどり着かないこともあるし、着いたとしてもそこで悩んで時間を食ってもよくないので、明確に「最後の難しい問題は、今はできなくても仕方がない」といって明確に捨てさせます。

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その代わり、序盤の基礎的な問題は全部取れるよう、また中盤の標準的な問題も半分以上は取れることを目指します。

これで上手く行けば序盤で25点、中盤で30点前後で半分は超えます。

ここからもう10点くらい上乗せできれば、学校の平均点は60〜70点くらいですから、平均点超えが見えてきます。

ポイント4. 点数の絶対値でなく、進歩を喜ぶ

もちろん、1回や2回で劇的に改善するものではありません。

それでも、毎日「訓練」(トレーニング)している成果は、少しずつでも出てくると思います。

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たとえば、30点のテストが40点になっても、正直あまりうれしいとは思えないかもしれません。

それでも、「全部できなかった最初の計算問題が全部できた」、「英単語の書き取りを半分以上覚えた」、「よく間違えていた複雑な分数の計算ができた」。

進歩が感じられれば、それ自体が面倒な「訓練」に向かうモチベーションになるので、40点を嘆くより、伸ばすことができた5点でも8点、もしくは昨日は書けなかった漢字や英単語が書けたことを「できるようになったじゃん」と一緒に喜んであげてください。

ポイント5. できなかったところを一緒に分析する

ポイント4. で一緒に喜んであげられるといいのですが、あまり進歩がない時ももちろんあります。

進歩があってもなくても、ですが、定期テストが返ってきたら、一緒に解き直しをしてあげるといいでしょう。

多くの学校では、できなかった問題を自分で解き直すよう、言われるかと思いますが。

その時に、たとえば「これは分数の割り算の上下をひっくり返すのを忘れていたな」とか「canはできるだけでなく、してもいいという意味もあるのを思い出そう」と、理解や記憶が不十分なところを見ていくといいでしょう。

本人の復習にもなるし、子供の弱点の傾向を掴む役にも立ちます。

そして必ず、できなかったことを責めるのではなく、「ここを改善すれば、次は行けるね」と前向きな意識付け、動機付けをすることが大事です。

本人に「こういうところができれば、自分ももっと行けるな」という意識を持たせることが最大の目的です。

うちの例ですが、「どうせ自分はできない」→「やっても仕方ない」というネガティブなフィードバック回路ができてしまっていますが、これを「意外に自分も行ける」→「(あまり無理はしないけど)もう一声頑張ってみよう」というポジティブ回路に徐々に変えていく必要があると考えています。 

得意を突破点に

まだ数ヶ月ですが、とりあえず1年前はほとんど平均以下だった定期テストの点数がほぼ平均超えはしてきました。

特に最初は半分も行かなかった英語が80点近く取れるようになり、毎日のように英単語の書き取りを頑張った効果があり、小さいながらポジティブな成功体験になったのは、いい意味で自信になったようです。

何より、ずっと親からも周囲からもずっとバカだ、アホだといわれ続け、実際、勉強もできずスポーツもそれほど得意でなく「オレはバカだから」と低い自己イメージでややイジケ気味で、何事も低空飛行だった息子が、自分もそこそこ行けるんじゃないかと少しずつ自信を持ってきたのは大きいです。

 

まだ、これから高校受験、大学受験(行けるか分かりませんし、何かやりたいことがあれば学校に行かずに起業してもいいと思いますが)とあり、油断はできません。

それでも、まずは勉強するための基礎体力を付けること、そして自分もここまでできるんだ、というポジティブな自己イメージを形成するのを後押ししてやりつつ、できることを毎日1つずつ増やしていくことをサポートしてやりたいと思います。